湧水を汲みに自転車を漕ぐ

20代サラリーマンが地方の中山間地域で感じたこと

地域の人もつながりたがっている

どうも、ずんだラーメンです。

 

このブログで「どこに行けば社外の友人が増えるのか、地域の人とつながれるのか」ということについて少しずつ書いてきたましたが、

「友人が増えればいいけど、何より新しい環境に飛び込むのは不安」ー多くの人がそう思っているでしょう。

 

僕もいつも新しいところに飛び込んで行くときはそう思いますし、緊張します。

 

でも、もし飛び込んで行く先の人々が歓迎してくれるのであれば、歓迎してくれるであろうと期待して行くのであれば、その不安や緊張もちょっと和らぐのではないでしょうか?

 

エントリのタイトルにも書いた通り、実際地域の人も新しい人とのつながりを求めている、新しいつながりを楽しみたがっています。

 

最初はあまり歓迎されているように感じない場所でも、大丈夫です。

 

それは、相手がちょっと人見知りであったり、あなたの緊張が相手にちょっと拡散しているだけのことです。

 

むしろ、そういった相手ほどいざ仲良くなったときの仲の深まり方はすごい気がしています。

 

いろいろな人と話をする中でそんなことを感じてはいましたが、地域の人が新しい人とつながりたいと考える理由について、僕の体験から3つほど挙げてみます。

 

やや重複する内容もあるかもしれませんが、大きく分けると、 

 

1.自分の地域のことについて話す相手を求めている

 

2.地域についてフィードバックしてくれる人を求めている

 

3.新しい話のネタを持って来てくれる人を求めている

 

の3点になると思います。

 

 

1.自分の地域のことについて話す相手を求めている

 

地域の人って、意外と自分の地域のことについてしゃべる機会ってないと思うんですよね。

 

もちろん、「誰々の家庭で子どもが生まれた」とか、「あそこに新しいショッピングモール」ができたとか、そういったホットな内容はしゃべると思います。

 

ただ、その土地の風土とか、特産品とか、そういった「地域固有だからこそ既知になっているもの」に関してはみんな文脈を共有しているので、改めて話さないんじゃないでしょうか。

 

実際、僕は宮城出身ですが地元の友達と話をするときは地元の歴史の話なんてしませんし、ましてや牛タンの話なんてしません。

 

違う文脈を持った人と話す中で、改めて自分のアイデンティティを感じることもあるのはみなさんお気づきかと思いますが、地域性についてもそれは当てはまるのだと思います。

 

 

2.地域についてフィードバックしてくれる人を求めている

 

やはり地元の人たちだけだと、モノの良し悪しの見方も画一的になりがちです。

 

普通だと思っていたものが他の地域と相対的に見た場合すごく価値のあるものだったり、逆に良いと思っていたものに更なる改良の余地が残されていたり、そういった評価が新しい人との会話の中で見えてきます。

 

コンサルタントは「その業界のことを知りすぎていないのが強み」と言いますが、たとえ素人でも、外から来た人のフィードバックというのはとても貴重なものだと思います。

 

3.新しい話のネタを持って来てくれる人を求めている

 

ややもすると閉鎖的になりがちな地域社会において、全く違う土地から来た人というのはそれだけ経験の違うことをしてきた人です。

 

なので、その違う土地の話や、その人自身の話、聞くこと全てが新鮮なはずです。

 

自分の地域に全然関係のない話でも、関係のない話だからこそ、それが良い刺激になるということもあります。

 

 

以上、僕が感じた理由3つでした。

 

多くの人と交流を持っている人は、意識するしないに関わらずこういったことを感じているのではないでしょうか。

 

逆に、こういったことを相手が感じているかもしれないということと、同時に自分が感じていくことを上手く意識して会話すると、お互いにとってより良い関係を築いていけるのではないでしょうか。

 

大層な肩書きがなくても、実績がなくても、相手と「違う」ことに価値を見出すということがポイントなのかもしれません。

 

不安や緊張をほぐす考え方の1つとして見ていただければと思います。

 

 

それでは!