デザイン関係の本について読み漁ってみた
どうも、ずんだラーメンです。
以前のエントリで「デザインについて学びたい」と書きましたが、全くのスキルなし、絵心皆無なため、まずはとっつきやすいところからいろいろと読んでみました。
今は、デザインそのものというよりも、
デザインとはなんぞや?
どうやってデザインというものをしていくのか?
という、そもそも論のところをさらっていきました。
特にグッときた3冊を紹介します。
まずは、頭のいい人たちがデザインについてどう考えているのか。
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)
- 作者: 山口周
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/07/19
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (5件) を見る
今までは「サイエンス(論理的思考)」に頼ってきた企業経営が、資本主義が限界を迎えつつある昨今の情勢において、「アート(直感的思考)」が価値を持つ時代になってきているという主張が分かりやすく論じられています。
そのまま経済価値に基づいた話で完結していればここで取り上げませんでしたが、ビジネス書でありながら、商業ベースによらないデザインの本質的な役割、価値を行間から考えさせられる文章構成になっていたのがすごかったため、取り上げました。
「現代社会においてデザインがどのような価値を持っているのか?」について知りたい方は必見です。
次は、僕みたいなセンスが皆無な人がどうデザインを学んでいくべきについて。
良く見えるものには必ず理由があり、それは知識を磨くことで分かるようになってくること、さらにはその知識を磨く作業はセンスの有無にかかわらず誰もができることが論じられています。
美的センスについてかなりコンプレックスを持っていた自分にとって、とても勇気づけられる本でした。この時期に読めて良かったです。
さらには、実際に知識を磨く具体的な方法や、ものの考え方についてもいろいろと紹介されているので、本当に美的センスがない人、劣等感を持っている人こそ読むべきだと思いました。
勇気づけられたとともに、 義務教育で行う図工・美術はもっと良くできないのかなあと思った次第でもあります。
大した技法の説明もなく、「さあ、粘土で車を作ってみましょう!」とか、「自画像を書いてみましょう!」と言われても、そもそも苦手な子は何をどうしたらイイものが作れるのか分からず、完成品について先生や同級生からコメントをされても、何をどうすればもっと良くできたのか、分からず終いなことも多いのではと思っています。
少なくとも僕はそうでしたので、劣等感的なものに共感した方はぜひ読んでみてください。
次は、デザインの基礎技術の百科辞典のような本。
どう見せたいのか?誰に伝わるようにしたいのか?
いわばデザインの基本とも思われることに対して、色使い、書体、レイアウトなど、それぞれをどう使えばより良く見せることができるのか、イラストやbefore→afterを用いて分かりやすく例示されています。
おそらく僕はまだこの本のすごさの10%も分かっていないのだろうなあと思いつつ、何か迷ったときにはこれを開けばだいたいのヒントは載ってそうだなあと感じました。
おそらく、これからデザインの勉強を続けていく中で、読む本の方向性とか深さとかは変わってくるとは思いますので、また随時アップしていければと思います。
それでは!