湧水を汲みに自転車を漕ぐ

20代サラリーマンが地方の中山間地域で感じたこと

自分のできることを淡々とやること

どうも、ずんだラーメンです。

 

南魚沼に来て3日目です。

 

タイトルにも書きましたが、「自分のできること」を探すことについて書いてみます。

 

 

 

僕は今月から、新しい事業所へ転勤し新しい仕事に取り組んでいます。

 

先月とはかなり内容の異なる仕事なので、周りの方に聞きながら、少しずつ仕事を覚えているような状態です。

 

ここ2日は部署の同僚も忙しく、なかなか思ったように仕事の幅が広がっていないという感じです。

 

個人的には早く1人立ちしたいため、仕事がなかなか覚えられない今の状況に少しもどかしさもありますが、職場が繁忙期だからこそ、まず自分がこの職場にどう貢献できるのか?ということを考えて行動するようにしています。

 

周りの方に声がけをして素人でも処理できるものがないか聞いたり(PCでの入力の照合等)、前から手付かずだったフロアの共用PCの移設作業を行ったり、キャビネットの書類整理をしながら仕事の勉強をしたりと、なんとか「今自分にできること」を見つけて日々の仕事をこなしています。

 

 

前の職場では中心人物の1人として、それなりにやって来た自負もありましたが、今はパートの事務員さんからもいろいろと教えてもらう立場になりました。

 

いうなれば雑用ばかりこなして、一方では全然成長できていない状況に「こんなことしてて大丈夫か?」というちょっとした戸惑いや焦りもありますが、まずは「今自分にできること」を探して愚直にこなしていくことができているのは、もしかしたら今までもそうやって周りに自分を認めてもらって来たという自負があるからなのかもしれません。

 

style.nikkei.com

 

この間見た記事で、プロサッカー選手の方が大学サッカー部時代のことを語っているのを見て、共感を覚えました。

 

以下一部を抜粋します。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「大学に入ったとき、同級生にものすごくうまい選手が2人いて、こいつらには勝てないと思ったのです。では自分が勝てるのはどこか。

1年生は部室などのカギの管理をするので、まずカギについて完璧にマスターしました(笑)。そこから、遠征時のチームの荷物管理をすべて引き受けたり、同級生の間でトラブルがあると仲裁役を買って出たり。だんだん1人では管理できなくなったので、人を動かすようになり、マネジメントにつながっていった。

ニッチな場で自分の持つ価値を最大化していく過程で、能力をシャープにしていったのだと思います。競争しないで勝つのが最善の策といいますよね。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

彼の方がよほど考えて行動していると思いますし、その結果として出てくる言葉もかなり深く、含蓄のある言葉になっています。

 

ただ、僕も考えている方向性は同じなのかなと思います。

 

自分にできることを見つけて実行していく中で、自分の価値を上げていく。

 

高校まで続けたサッカーでも、大学の学生団体でも、最近だと数名で企画実行した先輩の結婚式の二次会でも、グループで取り組むものは常に「自分にできること」「そのグループにおいて自分なりに貢献できること」を探して実行することで自分なりのポジションを築いてきました。

 

もしかしたら、最初は「自分は周りに比べて劣っている」という劣等感に起因していたものだったのかもしれません。

 

「なんとかポジションを確立しないとグループの中で必要とされない」という危機感に起因していたものだったのかもしれません。

 

ただ、そこから「できること」をコツコツ積み重ねることで周りに認められたという、自分なりの成功体験を蓄積してきて、今はだいぶ自然に「できること」を探すことができるようになりました。

 

 

会社内もそうですが、地域の人と交わったりするときも同じかと思います。

 

「できること」を探す姿勢は、自分なりのポジションを確立し、自分の価値を高めると同時に、giveよりもtakeが先行するんですね。

 

これって、普段の人間関係等でもかなり大事なことですが、地域に入っていく上では特に大事なことだと思っています。

 

その地域と関わりを持ちたいなら、take先行型の方が絶対に認めてもらうスピードが早いですし、地域の輪の中に入って行きやすいんです。

 

なので、僕は焦りや不安を覚えつつも、まずは今の職場で「自分にできること」を考えて日々仕事に取り組んで行きたいと思います。

 

それでは!