夕日日記

20代サラリーマンが地方の中山間地域で考えたこと

地域の一員の「フリ」をした特産品

どうも、ずんだラーメンです。

 

南魚沼は一気に秋の空気になりました。

 

夜はちょっとひんやりするくらいです。

 

あまり意識したことはありませんでしたが、南魚沼の気候は僕の地元の宮城の田舎と似ている気がしないでもないです。

 

中高時代は部活のサッカー後のこのひんやりした空気が好きでした。

 

 

さて、今日は地域と特産品の関係性について考えてみます。

 

このブログでもちょこちょこ書いていますが、僕はお酒が好きです。

 

南魚沼に来てからも家でも店でもお酒を飲んでいますが、この地域は米どころなだけあって、特に日本酒の酒蔵がとても多いです。

 

南魚沼市内だけでも3つの酒蔵があり(八海醸造、青木酒造、高千代酒造)、お隣の魚沼市にも2つ(玉川酒造、緑川酒造)、湯沢町にも1つあります(白瀧酒造)。

 

八海酒造の八海山や、青木酒造の鶴齢なんかは全国的にも有名な銘柄かと思います。

 

それ以外の酒蔵の銘柄もそれぞれ個性があり、いろいろと楽しませてもらっています。

 

近年は日本酒離れが進んでいると言われていますが、この南魚沼地域では出荷量を増やしている酒蔵もあり、そういった現状が地域の人々の誇りになっているのではと感じています。

 

そんな地域で生活している僕も、新潟市時代からの流れですっかり日本酒が好きになったのですが、そこで興味深かったのが日本酒を通して見えてくる地域と特産品の関係性でした。

 

 

これは日本酒に限った話ではありませんが、その地域の人々が作る「もの」というのは、嫌でもその地域の気候、文化、風俗といったものの影響を受けます。

 

だからこそ、オリジナリティのある地場のものに人々は惹かれるし、そこには大量規格生産の工業品にはない良さがあるのではないかと思います。

 

その一方で、最近では地域活性化が叫ばれる中、地域おこしの一環として様々な特産品が開発されていますが、その中には地域の特徴を表面的にすくっただけのような、場合によってはすくうことすらできていないような特産品も出てきているのではないでしょうか?

 

もちろんそういった地域の風土を重視するべきという意見が全てではないという考えも一理あるとは思いますが、そこにある自然やそこに暮らす人々の「フリ」をした、なんちゃって特産品が増えてきていることも事実だと思います。

 

地方創生が上手く進まないひとつの理由もこの「フリ」をした姿勢にあるのではないかと考えています。

 

逆に言うと、どんなに地域を良くしたいと思っても、短期的な発展を目的にしてしまうと、嫌でもこの「フリ」をしていくことになってしまうのではとも考えています。

 

そこの風土としっかりと向き合った上で、もの作りをしていくことが、これからの地域社会で求められていくのではないでしょうか。

 

そしてきっと「フリ」になることを乗り越えた「もの」は、人の心を動かす力を蓄えています。

 

八海山を飲みながら自分が日々見ている越後山脈や田んぼの風景を想像し、「ここだからこういうお酒ができたのか」と感じる瞬間はとても楽しいですし、その土地に活きている甲斐があるというものです。

 

風景を知っているから、また一段とお酒が美味しくなるし、お酒を知っているから、風景がまた一段と輝いて見えるということがあるのではないでしょうか。

 

このテーマはもっともっと掘り下げられそうな気がしているので、いろいろな角度からまたエントリを書いていきたいと思います。

 

それでは!