湧水を汲みに自転車を漕ぐ

20代サラリーマンが地方の中山間地域で感じたこと

事後的にしか分からない成長曲線

どうも、ずんだラーメンです。

 

最近も淡々と仕事をこなす日々でした。

 

職場に仕事に慣れてきたこともあり、いろいろな仕事が振られてそれにてんやわんやしている日々が続いています。

 

「こんな簡単なこともできないのか」「自分だけなんでこんなに時間がかかるんだろう」などと思いながら、試行錯誤しながら進む日々です。

 

そんな日々の中で、最近南魚沼で知り合いが増えました。

 

南魚沼に割烹を構える大将と若女将さんです。

 

たまたま駅前のバーで飲んでいたところ一緒になり、僕の出身である宮城の話をしたり、逆に向こうから南魚沼の風土や文化について教えてもらって盛り上がりました。

 

後日その方々が経営されているお店に遊びに行ったのですが、そのときは地域や料理の話だけに留まらず、気づいたら僕の人生相談になっていました。

 

 

 

ブログの更新頻度が物語っていますが笑、ここ最近僕の仕事や人生に対するモチベーションは下降気味というか、少し疲れが溜まっている状態でした。

 

現状、内容も精度も入社当時思い描いていたような仕事ではなく、環境と自分自身に苛立っている自分がいます。

 

それでも社会人駆け出しの頃なんてこんなものだろうと思って、周りの人たちになめられないように「こんなのへっちゃらだよ」という顔をして、ごまかしごまかしやっている部分もあります。

 

最初はそんな風には見せずに、いつものごまかした顔をして世間話をしていたのですが、若女将さんは全部を見透かしたように「大丈夫、いつかきっと花咲く時が来るから。」と静かに言いました。

 

最初は「え?」という感じでしたが、徐々に「ああ、この人にはバレたんだな笑」と思い、自分がもがいていることを正直に話しました。

 

一通り僕の話を聞いた若女将さんは、「だと思った。昔の私にすごく似てるオーラをお兄さんから感じたから。」と微笑んだあと、いろいろと話をしてくれました。

 

 

その若女将さん自身も、大学を卒業してしばらくは飲食と全然関係のない仕事に就いていたそう。

 

でもずっとお酒とか料理とかには興味があって、日々の生活の中で少しずつその感性を磨いていって、前職で10年ほど働いたのちに、紆余曲折を経て最近やっとこの業界に入ったのだとか。

 

今の仕事をやる上ではまだまだ足りないことだらけだけど、毎日が勉強の連続だからとても新鮮で、何よりも自分の好きなことに関われてとても楽しい、と。

 

「私もそうだったから大丈夫。いろいろ悩んで、試行錯誤した分だけ、その人自身の魅力になっていくから。

 

何の経験が活きてくるかなんて、努力したものがいつ自分の力になって発揮されるかなんて、事後的にしか分からない。

 

しかも、それが分かるタイミングも、人それぞれ。

 

それでも、まだ短時間しか喋ってないけど、私はずんだラーメンくんのイイところがいっぱい見えたし、その想いと迷いをどちらも放棄することなく向き合い続ければ、必ず殻を破れる時がくるから。」

 

と、アドバイスをもらいました。

 

 

 

SNSでの無意識のマウンティング合戦が発達して、周りの人々と比べること、視野がどんどん短期的になることが顕著な最近において、こういうことを言ってくれる人が近くにいることはとてもありがたいなあと思いました。

 

事後的にしか分からないことに対して、どう頑張るエネルギーを用意すればいいのか、まだ自分は分かっていませんが、少なくとも、ネットもリアルもいろんなマウンティングで溢れている世の中で、「事後的にしか分からない成長曲線」を意識することの大事さを学びました。

 

これからも、悩んで迷って、試行錯誤しながら自分の生き方を作っていきたいと思いました。

 

 

 

それでは!